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歴史を学ぶこと

歴史を学ぶこと

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歴史を学ぶことは意味がある。

 

ただし、歴史には勝者の歴史という面がある。

 

歴史は書物によって勝者の正当性、敗者の不当性を記し、権力者の政権下で編纂される。また、後の時代になってから、また権力者、編集者の都合により書かれる。


さらには、時代小説にあるように面白おかしく編集されているものも多くある。

 

事実を知りたいとしても、現在、目の前で起こった出来事でさえ、見る人の立場、感情などで出来事を語ると十人十色ということになる。

これを十年、百年、千年と年月を重ねて言い伝えられ、事実、真実かどうかわからないということさえ珍しくない。

 

どの時代にもその時代の環境により、人間の思想、偏見などが必ずあるものである。

歴史なんて所詮、作り話、過去の昔話、本当かどうかわからないという理由で、それを学んでも仕方がないのではないかという考えもある。

 

しかし、私はそれでも歴史を学ぶことには意味があると考えている。

 

私は歴史にはどういう側面、性質があるかを理解し、その時代の背景を考慮したうえで事実は、真実は何かを探ることを大切にしている。

 

世界、地域がどのような環境でどのような時代の変遷を経てきたのかということを様々な思想、価値観と絡み合い現在につながってきたのかを知ることは、現代に生きる上での指針や教訓、人の生き方を左右する場合があると考える。

 

現代を、今を生きる人にとって、目の前の損得だけではなく、自分の限られた経験や知識だけでなく、歴史から学ぶことが、目に見えない世の中の真理という、時代が変わっても変わらないことを教えてくれる。

 

このような理由から、先の見えない、何が正しいのかわからない時代で、歴史を学ぶことは意味があると考える。

 

こういうことを1人ではなく、たくさんの人が歴史を学ぶことでバランスの取れた現在、そして少し先の将来やまだ見ぬ後の世代にもつながると考えたい。